週末市場記録(米国雇用統計)[2023.4.2w]

定期的に市場記録を付けています。 

23.4.823.4.1増減
日経平均​27,518.31 ​28,041.48 ​-1.87%​
(ドルベース)​208.27 ​211.09 ​-1.34%​(ドル建)​
TOPIX​1,965.44 ​2,003.50 ​-1.90%​
NYダウ平均​33,485.29 ​33,274.15 ​0.63%​
S&P500​4,105.02 ​4,109.31 ​-0.10%​
上海総合​3,327.64 ​3,272.86 ​1.67%​
WTI原油先物​80.46 ​75.70 ​6.29%​(ドル建)​
金先物​2,008.01 ​1,987.00 ​1.06%​(ドル建)​
ビットコイン​28,028.00 ​28,512.28 ​-1.70%​(ドル建)​
為替​
米ドル​132.13 ​132.84 ​-0.53%​
ユーロ​143.98 ​143.93 ​0.03%​
国債先物​
日本10年​147.77 ​147.81 ​-0.03%​
米国10年​115.80 ​115.09 ​0.62%​

原油先物が続伸しています。
週足ベースでは、大きく下がった3/19週末の値から20%超上昇しています。
米国の週間在庫統計で減少していること、及びOPECプラスの追加減産が理由で上昇が続いています。
ただ、今の価格は昨年末〜年初の価格と同じであり、価格変動の次の段階として昨年夏に付けた価格(100〜120ドル前後)まで続伸するか、見定めてみたいと思います。

4/7(土)に3月の米国雇用統計発表されました。
雇用者数が堅調に伸び失業率は過去最低付近まで下げたとのことで、堅調な経済状態を示しました。
この結果を受けて、市場では米連邦公開市場委員会(FOMC)が次回会合で0.25%利上げ実施するとの観測が高まりました。
ただ、6月以後については、一旦据え置かれる可能性/引き続き0.25%利上げもあり得る可能性の、両方の見解が示されています。

次回のFOMCは5/2,3に開催されることもあり、以降の指標で相当な数値が出ない限り、0.25%上昇は行われそうです。
その後については…個人的には据え置きでは、と思っています。
今週半ばに発表されている米労働省が発表した2月求人件数は993.1万人と2021年以降、初めて1000万人を割り込みました。
これはシリコンバレーバンク(SVB)破綻前の数値であり、3月はより低い数値が出ると考えられます。
米国雇用統計は堅調であり、一方で求人件数は下がっていることは、「人員不足」のピークを過ぎたとも読めます。それは賃金インフレのピークアウトとも読め、インフレの一因の解消と見れます。
実際に、賃金上昇率は2月から低下(4.6%→4.2%)しています。

今のアメリカ金利(FF金利)は5%と、リーマンショック前/ITバブル前の金利に近づいており、金利上昇の一つの目安が見えたのでは、と考えています。
ポートフォリオに米国債を組み入れていこうとしている身として、引き続き米国債価格/金利の変動に注目するようします。

[出典:ロイター、ブルームバーグ]

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