週末市場記録(原油)[2023.3.3w]

定期的に市場記録を付けています。

 

23.3.1923.3.11増減
日経平均​27,333.79 ​28,143.97 ​-2.88%​
(ドルベース)​207.40 ​208.50 ​-0.53%​(ドル建)​
TOPIX​1,959.42 ​2,031.58 ​-3.55%​
NYダウ平均​31,861.98 ​31,909.64 ​-0.15%​
S&P500​3,916.64 ​3,861.59 ​1.43%​
上海総合​3,250.54 ​3,230.07 ​0.63%​
WTI原油先物​66.34 ​76.68 ​-13.48%​(ドル建)​
金先物​1,987.93 ​1,872.70 ​6.15%​(ドル建)​
ビットコイン​26,868.31 ​20,394.70 ​31.74%​(ドル建)​
為替​
米ドル​131.79 ​134.98 ​-2.36%​
ユーロ​140.57 ​143.66 ​-2.15%​
国債先物​
日本10年​148.81 ​146.33 ​1.69%​
米国10年​115.81 ​113.14 ​2.36%​

債権、ビットコイン及び原油価格が大きく動いています。
ビットコインは先週は、シリコンバレー銀行(SVB)破綻を理由に下げたようですが、今週はその預金保護が発表(上限25万ドル)され衝撃が和らいだこと、及び他の暗号通貨のハッキング事件よりビットコインへ資産移転が進む動きがあったことが要因とありました。

原油価格の下落理由は、クレディ・スイスの経営不安を理由として金以外のコモディティが下落している、とあります。
ただ、踏み込んで読み取ると、実需の先細りが理由では無いようで、中国は米国産原油の輸入が伸び、二年半ぶりの高水準となるようです。
加えてロシアとサウジアラビアは需要/価格の安定維持を目的に(昨年10月に取り決めた)200万バレル/日の減産を進めることを再確認した、とのことでした。
→調べてみますとOPEC,OPEC+の原油生産は、22年10月の生産目標は43,854万バレル/日との資料があり、日量約0.5%弱の減産となります。

クレディ・スイスが破綻すれば大きな信用収縮が起こり、市場が暴落するでしょう。
原油下落はその一端を折り込んでいるようです。
国債も信用不安を織り込んで日本/米国とも大きく(1.6%,2.3%)上昇しています。
スイス当局も相応に対応しているようですので、不安を払底できれば市場は急回復すると思うのですが…
クレディ・スイスの動向への注目を続けます。

[出典:マネクリ(マネックス)、ロイター、JOGMEC((独)エネルギー・金属鉱物資源機構)]

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