12/16に日経新聞より、2024年から抜本的な変更/制度設計と内容が報道されました。
(以前報道があった、積立/一般型の「2階建て」制度からは大きく変わっております。)
その内容について大きな改正点、見るべき点は下記と考えております。
①区分(積立、成長投資)の併用可能
今までは「一般」「つみたて」と別れており同時併用はできませんでしたが、改正後は同時に利用が可能になります。
また、一般型は「成長投資枠」と命名されました。
②年間投資金額の拡大/期間の無期限化
「積立枠は120万円/年」「成長投資枠は240万円/年」となり、期限もなくなりました。
→一般型が5年でロールオーバーまたは特定口座移行となることがなくなりました。
③上限額と売却ルールの変更
NISAの総投資額については累計で下記となります。
・NISA枠買付総残高上限が1,800万円
・成長投資枠残高上限は1,200万円
・金額は買付時のもので算定(株価変動に影響されない)
・売却後は、NISA残高総額から削減される(売却分の金額枠が復活・再利用できる)
また、残高上限については現NISAとは別区分となります。
現制度ベースとなる箇所を残しつつ大改善された、と言って良いのではないでしょうか。
個人的な改正対応は下のようになるかな…と考えています。
A.私(おっさん)分は成長投資枠を主に利用
→1,200万円までを柔軟に使い、残りの600万円は約20年位で積み立てていく
B.嫁様分は積立メイン
→ディフェンシブ/高配当株については検討・考慮しますが、原則は積立メインで利用します。
C.成長投資枠はディフェンシブ銘柄で利用
そもそもの投資目的メインとして「末永く、つつがなく暮らす」を考えています。
配当部分が無税となれば相当にメリットが有ること/株価下落・売却の際、NISA枠では損益通算できない可能性が高い(現制度では出来ない)ため、配当受領を大前提として、枠の利用は高配当/ディフェンシブ株限定を考えています。
D.(2023年)特定口座でのディフェンシブ銘柄購入は控えめに
→株価は生きているので「買い時」の問題もありますが、同等程度ならNISA枠での購入が合理性が高く、妥当です。
適時判断ではありますが、手控え/見送りは行うべき、と思っております。
E.売却判断
投資枠の再利用/復活については大改善ですが、逆に使い方に困るのでは、とも感じております。
成長投資枠内でも株価が異常急騰したなら売却を行うよう考えています。
→仮に5%配当/30年配当受給と考えると、株価が+150%(2.5倍)位になれば売却/他銘柄購入・配当受領するのも有りかな、と思っております。
実際はまだ1年先でのことで考えの整理の時間もありますが、投資資金準備も必要です。
そのあたりもまた記載しながら整理・準備を進めるようします。
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