週末市場記録(2022.9.1W)

定期的に市場記録を付けています。

22.9.422.8.27増減 
日経平均27,650.8428,641.38-3.46% 
(ドルベース)197.22208.27-5.30%(ドル建)
TOPIX1,930.171,979.59-2.50% 
NYダウ平均31,318.4432,283.40-2.99% 
S&P5003,924.264,057.66-3.29% 
上海総合3,186.473,236.22-1.54% 
WTI原油先物87.2592.97-6.15%(ドル建)
金先物1,722.601,750.80-1.61%(ドル建)
ビットコイン19,785.5220,115.86-1.64%(ドル建)
為替   
米ドル140.20137.521.95% 
ユーロ139.61137.221.74% 
国債先物
日本10年149.44149.58-0.09%
米国10年116.66117.58-0.78% 

8/26(金)のFRB パウエル議長の講演の影響から市場は全面安、コモディティも下げました。

原油先物は週足では大きく下げましたが9/2(金)は反発しています。
理由は下記とありました。
①世界経済減速を警戒した売りは一巡
②10月のOPECプラス会合での減産可能性の思惑

ただ、価格形成の中で「世界的な景気減速」については共通認識になりつつあり、これからの急激な需要増になるとは考えられていない様子です。
先日までの下落理由も中国のコロナ規制に加えてその旨が書かれた記事がありました。
加えて協議が進んでいるイラン核合意再建協議が合意に至れば、その生産分100万バレル/日(世界需要の1%)が加算されます。

最大生産国のサウジアラビアは価格下落を良しとせず減産可能性を警告しておりますが、それはOPECプラス内で合意しない(口先介入のみとなる)のでは、ともありました。
ロシア供給関連については9/2(金)の会合で石油及びその製品価格に上限を設定する方針を合意したとありますが、ロシアは設定した国への売却は行わない旨を伝えました。
結果的には中国やインドなどがロシア産石油を、国際価格と比較して安価に購入することになるかと思います。

私には原油価格は緩やかに下がる方向では…とも思っております。
現在、国際景気減速は織り込まれつつある状態であります。
加えて中国、インドなどがロシアから調達することとなれば、それらの国がWTIなどの国際市場から調達する予定だった分が置き換わり、玉突き的に需要が減ると考えられます。

原油価格下落により大きく恩恵を受ける企業を確認・注視したいと考えております。

[出典:ロイター、楽天証券(マーケット情報)]

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