週末市場記録(2022.8.4W)

 定期的に市場記録を付けています。

22.8.2722.8.20増減 
日経平均28,641.3828,930.33-1.00% 
(ドルベース)208.27211.28-1.42%(ドル建)
TOPIX1,979.591,994.52-0.75% 
NYダウ平均32,283.4033,706.74-4.22% 
S&P5004,057.664,228.48-4.04% 
上海総合3,236.223,258.07-0.67% 
WTI原油先物92.9789.623.74%(ドル建)
金先物1,750.801,760.30-0.54%(ドル建)
ビットコイン20,115.8621,117.47-4.74%(ドル建)
為替   
米ドル137.52136.930.43% 
ユーロ137.22137.42-0.15% 
国債先物
日本10年149.58149.88-0.20%
米国10年117.58118.11-0.45% 

 26(金)にNY市場が暴落しています。
その時間帯以前に東京/上海市場も微減しており、週明けは続落見込みが高い状況です。

 NY市場暴落の原因は、FRB(連邦準備制度理事会)パウエル議長の講演内容が金融引き締めの長期化、景気後退を示唆するものとして売り注文が膨らんだためです。
講演内容には「物価安定のため、引き締め的な政策姿勢を維持する必要がある」「歴史は時期尚早な金融緩和を強く戒めている」など、金融引き締め継続の必要性を強く訴える言葉がありました。

 最近までは「引き締め(=利上げ)過ぎを危惧している」との思惑からペースの鈍化を織り込む動きがありましたが、この講演はそれを一掃した形になり、8/1時点では3.5%前後(2023年初頃)とみられていた最大金利/時期予想が8/26時点では3.8%前後(2023年春~夏頃)と上昇しています。

 パウエル議長は21年にインフレ対応で後手に回ったこともあり、その再現は出来ないと思っている、との意見がありますが一方で、利上げ姿勢継続についても、インフレ率が鈍化した場合、継続するかは疑問があるとのコメントもありました。

 私は、市場との会話の必要性を十分に理解しているFRBが、敢えて今回の講演を行ったと見ております。欧米の政策は柔軟性に富む(一貫性を問わない)ため、失敗時の方向転換は適切に行うだろうと考えております。
 その一環での今回の講演は「(今は)利上げを続ける」と、限定したものとして聞き取ることとし、再開した米国株定期購入は続けることとします。

[出典:NHK NEWS WEB、日経新聞電子版]

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