週末市場記録(2022.7.1W)

定期的に市場記録を付けています。

22.7.222.6.26増減 
日経平均25,935.6226,491.97-2.10% 
(ドルベース)191.85195.99-2.11%(ドル建)
TOPIX1,845.041,866.72-1.16% 
NYダウ平均31,097.2631,500.68-1.28% 
S&P5003,825.333,911.74-2.21% 
上海総合3,387.633,349.741.13% 
WTI原油先物108.46107.061.31%(ドル建)
金先物1,812.901,828.10-0.83%(ドル建)
ビットコイン19,234.4721,323.77-9.80%(ドル建)
為替   
米ドル135.19135.170.01% 
ユーロ140.99142.66-1.17% 
国債先物
日本10年149.23148.710.35%
米国10年119.27117.341.64% 

週足ベースで見ると日本株の右肩下がりが続いています。
業界によりますが、決算は概ね良好な企業が多いと報道されています。
半面、ウクライナ情勢、燃料高及び過度の円安を反映してか日経平均は冴えません。

日経平均株価を取り巻く状況整理をしてみたいと思います。

①PER/PBRについて
7/1(金)終値のPER/PBRは12.57/1.13とあります。
やや古くはなりますが2022年5月の世界のPER/PBRは下記となります。
・全世界:15.9/2.6
・先進国:16.4/2.8
・アジア パシフィック:13.4/1.4
各カテゴリと比べても比較的安価と考えて良いかと思います。
(出典:投資の森、myINDEX)

②円安影響について
円安であると「輸出に有利」「輸入に不利」とあります。
以前ほどでは無いですが、自動車産業を中心に加工貿易は日本の主要産業の一つですので、円安が若干有利に働いているのでは、と思っています。

海外から見る日経平均はどうか、を考えると…
1/10~7/1からの日経平均変動は約▲9%ですが、ドルベースで見ると約▲22%となります。
ユーロベースで見ても約▲15%となり、海外からは私たちが見るより大きく値下がりしている、と考えて良いと思います。
また、5/30~6/24の間、日経平均は下げましたが海外投資家の売買状況(金額)は売買拮抗しております。

また、海外旅行客から見ると円安の今はお得に日本観光ができます。
6/1より入国者数上限が2万人まで引き上げられており、今後もその傾向が続けば観光客が円を買うため、円高要因になると思います。

③金利の動きについて
連日ニュースである通り、ドルの利上げは年末まで続くこと、またユーロ圏も11年ぶりの利上げに踏み切る、と
ありました。(各国思惑もあり、一筋縄ではいかなさそうですが…)
円については利上げしない、とのスタンスを日銀:黒田総裁が発言しております。
金利上昇=株価下落の側面から考えると、日銀の金利保持スタンスは株価面で有利ではあります。
ただ、昨今の円安は金利差要因、との話もあります。
円安に振れ続ける可能性もあり、その際の株価変動はどうなるかは分からないところです。
(出典:Bloomberg、朝日新聞デジタル)

上記内容より、安値(実力<評価)株は拾い続けたいと考えていますが、もう一段の下げ相場は来るかもしれない、とも思っております。
円価値の騰落が格業種/企業に与える影響を整理・収集し、好機を逃さないよう準備に努めたいと思います。

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