週末市場記録(2022.4.4W)

定期的に市場記録を付けています。
原油、金に下げが見られます。

22.4.2422.4.17増減 
日経平均27,105.2627,093.190.04% 
(ドルベース)210.84214.43-1.68%(ドル建)
TOPIX1,905.151,896.310.47% 
NYダウ平均33,811.4034,451.23-1.86% 
S&P5004,271.784,392.59-2.75% 
上海総合3,086.913,211.24-3.87% 
WTI原油先物101.75106.54-4.50%(ドル建)
金先物1,932.501,974.53-2.13%(ドル建)
ビットコイン39,515.4940,436.50-2.28%(ドル建)
為替   
米ドル128.56126.351.75% 
ユーロ138.78136.631.57% 
国債先物
日本10年149.04149.35-0.21%
米国10年118.98119.94-0.80%(ドル建)

米国株は下げ、コモディティも同様です。
ただ、前者は米国利上げの影響との関係性が気になります。

一般に「国債利回りが向上すれば、安全な投資先として投資資金が(株から)国債に流れる」と言われ、会社財務的にも、新規借り入れの金利が上がれば会社経営にマイナスに働き、収益に悪影響を与えることになります。
「利上げ→企業収支悪化→株価下落」が言われる理由です。

ただ、米株の過去事例を見ると、過去二回(2004年6月~06年6月/15年12月~18年12月)で、ダウ平均は上昇しています。
FRBが景気、物価動向を見ながらの利上げコントロールの成功が底堅い株価形成につながり、単純な「利上げ→株価下落」ではない、良い過去事例です。

今回の利上げで過去と違うのは、物価上昇の加速度が挙げられます。
利上げのもう一つの効用として、会社借入にマイナスに働く面が企業/個人の経済活動抑制につながり、結果購買意欲低減により物価が下がる、と言われています。
インフレを退治したい、との想いもあっての利上げかとは思いますが、現状の物価上昇理由は戦争とコロナによるサプライチェーン問題もあり、景気過熱によるものだけでは無いのでは、と思っております。
物価の急伸とその退治への思惑、この辺りが過去との大きな違いでは、と考えています。


もちろんFRBも様々に勘案しての行動ですので、そのあたりは見越しているかと思いますし、市場への影響もマイルドにしたいと考えていることかと思います。
間違いないことは「米国利上げは続く」ということ。
過去事例と前提条件は違いますが、どのような結果となり、市場がどのように変動するか、想像/注視しながら投資を続けたいと思います。

(上記記事は日本銀行HP(下記)を参照させていただきました。
https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/seisaku/b28.htm/)

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