先週よりロシアがウクライナに侵攻しました。
その経緯・動向につきましてはこちらで触れず
(力有るものが蹂躙する世界は望まないこと、記します)
ウクライナとはどんな国なのか、経済の面から見てみます。
●面積
約60万km2
●人口
約4,373万人
●GDP
1,553億ドル(57位)
→一人当たり3,741ドル(120位)
●経済
・ソ連時代からの軍需産業/重工業地域がある
・肥沃な黒土地帯があり、穀物(小麦)生産が行われている
・IT企業が発達(欧米からのシステム開発アウトソーシングを請けている)
・ロシアとの結びつきが強かったが、2005年から距離を置くことで悪化
・主要輸出品目は①穀物(19.1%)②鉄、鉄鋼(15.6%)
・主要輸入品目は①鉱物性燃料(14.7%)②機械類(11.2%)
・主要貿易国は輸出/輸入とも中国。第三位にロシア
・数年毎に経済が悪化し、都度IMF支援を受けている
●日本との関係
・国家承認は1991年末(ソビエト連邦崩壊とほぼ同時期)
・輸出/輸入とも550億円前後
・(日本より)輸出は自動車、機械、装置類、輸入は鉱石、たばこ、アルミ等
→鉱石は鉄鉱石、マンガン、チタン、ウランが取れるとのこと
・日本からの直接投資は1.87億ドル。
・京都市とキエフ市が姉妹都市関係。
その他、政治腐敗が激しく成長に支障となっている、欧州最貧国の一つ、等あります。
ただ、IT系が強く重工業の基礎がありレアメタル鉱山がある等、発展の礎があるようです。
正しい政治家・指導者の存在が、国にとって極めて重要であることを気付かされました。
3年前、ゼレンスキーさんは非常に高い得票率で大統領になられています。
この人望が、今の動乱とその先にどのような結果をもたらすのか、
そしてそれが素晴らしい未来であることを願います。
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