| 23.10.14 | 23.10.7 | 増減 | |
日経平均 | 32,315.99 | 30,994.67 | 4.26% | |
(ドルベース) | 216.09 | 207.57 | 4.10% | (ドル建) |
TOPIX | 2,308.75 | 2,264.08 | 1.97% | |
NYダウ平均 | 33,670.29 | 33,407.58 | 0.79% | |
S&P500 | 4,327.78 | 4,308.50 | 0.45% | |
上海総合 | 3,088.09 | 3,100.00 | -0.38% | |
WTI原油先物 | 87.72 | 82.74 | 6.02% | (ドル建) |
金先物 | 1,945.90 | 1,832.10 | 6.21% | (ドル建) |
ビットコイン | 26,926.98 | 27,956.66 | -3.68% | (ドル建) |
為替 | | | | |
米ドル | 149.55 | 149.32 | 0.15% | |
ユーロ | 157.16 | 157.16 | 0.00% | |
国債先物 | | | | |
日本10年 | 145.57 | 144.73 | 0.58% | |
米国10年 | 107.72 | 106.72 | 0.94% | |
先週の記録ができていなかったのですが、日本株式については大きく回復しています。
米国株は小反発ですが、引き続き今後の金利変動次第と思います。
ドル円についても同様で、日米金利差が焦点で有り続けることに変わりは無いでしょう。
イスラエルとパレスチナ/ハマスとの間で10/7に戦闘が発生し、今も継続しています。
この中東情勢急変を受け、今週明けのアジア時間帯に金価格は20ドル超の急騰を見せ、その勢いは継続しています。
では、今後金価格はこの戦闘如何で変動する…とは違う切り口の記事がありました。
その記事では、10/6から下記のような事が起こったとありました。
①10/6の米国雇用統計で新規就業者数が予想を大きく上回る(予想+18万人/結果+30万人)
②市場反応として、11月利上げ可能性を折り込み株価下落/ドル金利上昇
③ところがその後、株価は反発/金利は伸び悩む
この現象について、ウォール街では連銀総裁の一人が「10年債券利回り急騰は、民間がFRB利上げの先取りをしてくれているわけだ」と発言し、他の重要人物もマーケット手動の利上げ追認を行ったとあり、さらに10(月)には別の連銀総裁が「これ以上の利上げ必要無し」と発言した、とあります。
これはつまり、利上げの主体は[FRB]から[市場]に移った、と宣言したように見えます。
それに連動してFRBが次回(10/31.11/1)利上げを折り込むような発言があった、9月FOMCのスタンスを白紙に戻したとも見れます。
(欧米のことなので、また修正されることもあると思いますが…)
金価格の見通しに戻ると、金利下落(価格は上昇)は金価格上昇につながるため、パレスチナ戦闘を起点に暴騰した価格はさらに上昇する、と考えることもできます。
FRBが金利を下げなくても、市場が米財政不安を材料に更に下げる可能性も考えられますが、2024年は大統領選挙がある年です。
市場の関心を得るため、現在の金融引き締め政策の転換と積極財政を取る可能性は大いにあるでしょう。
政局・市場思惑含め、米国金利や株価の動きに注意を多く払うようしたいと考えます。
[出典:三菱マテリアル 豊島逸夫による金市場の解説]
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