週末市場記録(2022.11.1W)

定期的に市場記録を付けています。

22.11.622.10.29増減 
日経平均27,199.7427,105.200.35% 
(ドルベース)185.55183.830.94%(ドル建)
TOPIX1,915.401,899.050.86% 
NYダウ平均32,403.2232,861.80-1.40% 
S&P5003,770.553,901.06-3.35% 
上海総合3,070.792,915.925.31% 
WTI原油先物92.6088.384.77%(ドル建)
金先物1,685.701,648.302.27%(ドル建)
ビットコイン21,247.1320,629.273.00%(ドル建)
為替   
米ドル146.59147.45-0.58% 
ユーロ145.99146.90-0.62% 
国債先物
日本10年148.39148.63-0.16%
米国10年110.05111.00-0.86% 

 上海総合指数も週足ベースで大きく伸ばしており、理由はゼロコロナ解除期待とのことです。

 原油先物が上がってきております。
 大きな理由としてはロシア産石油価格上限について12/5から導入する旨が意識されたこと、及び上記でもあった中国のゼロコロナ対策緩和による需要増加とありました。
 以前はロシア産原油を中国が安価に購入している、とのことでした。また、需要を上回る量は転売しているような記事もありました。

 ここで興味がある点は「G7が定めた価格上限を中国が順守するか」になります。
 間違いなくWTIや北海ブレンドの価格を下回る金額になるでしょうし、その金額で中国も購入するならメリットは有るでしょう。
 ただ、その価格が廉価過ぎてロシアが販売しない場合、中国とロシアが「妥協できる」価格で売買することは十分考えれられます。
 結果、燃料調達コストは下がり、経済成長の一つのエンジンとなるのですが…

 中国のゼロコロナ政策について考えてみます。
 中国は習近平総書記の3選が先日決定しました。「ゼロコロナ政策」は総書記の政策です。
 成長率鈍化が見受けられる中国にとって、国内政治の安定及び経済成長のためのゼロコロナ方針転換検討はされているかと思いますが、焦点は総書記がその判断をするか、と考えています。
 方針保持となった場合、経済停滞によりエネルギーは不要となり原油実需は伸び悩み、価格下落へ繋がるかと思っております。

 総書記の判断が原油価格と同時に上海株価、ひいては世界株価も大きく動くことになるのでは、と考えております。
 スムーズな撤回か、段階的処置か、または継続か…その動きを見定めたいと思っております。

[出典:ロイター]

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