注目銘柄:新日本電工(2024.8月)

日本株

7月下旬からの下げ、加えて日銀ショック(利上げ)があり株価が大きく下げるなど株価変動は激しいですが、下落は購入の後期とも捉え、底値と判断した際に問題なく動けるよう、銘柄ウォッチは続けています。
その銘柄について記事にしてみます。
(数値は8/2終値基準)


●5563:新日本電工  株価:265円  PER/PBR:14.5倍/0.52倍
鉄鋼向けの合金製造の最大手で、日本製鉄が大株主の銘柄。
他事業としては機能材料(金属系素材)、環境(焼却灰資源化事業)などがあります。

鉄鋼向け合金系(鋼にするための添加材)は景気動向を大きく受けますが、リスクヘッジの一つでマレーシアに工場を持っており、アジア全体の成長の恩恵も受ける可能性があります。
また、機能材料事業は電子部品やリチウム電池で成長期待があり、その他もオンリーワン製品も多く競争力が高いと考えられます。
個人的に注目する事業は環境:焼却灰資源化事業です。
焼却されたゴミ、多くは埋め立て処分となる焼却灰から、専用の溶融炉よりにて土木資材(エコラロック)と溶融メタルを抽出し、資源化する技術を持っています。(容積を35%(≒1/3)に減少させられる)
埋立地の枯渇対策や焼却灰からの資源化は世から求められる技術に違いなく、引き合い余地は相当に大きいと考えます。
また、その電気炉を2018年、2022年に稼働させる(現在4基目)など、順調な投資を続けております。

配当は一定せず、主事業が景気敏感事業でもあるので安定間に欠ける面もありますが、上記記載の内容や、PBR0.5〜0.6倍程度で割安感があることもあり、キャピタル・インカム両面での今後の伸びも期待できます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました